洗濯にも、石けんを使ってみましょう。
洗濯用の石けんには、粉と液体のものがあります。
粉せっけんを使うには、少々コツが要ります。
まず、冷たい水では溶け残りが出てしまうことがあるので、30℃くらいのぬるま湯を使います。
そして、一番低い水位で石けんと水だけを入れた状態で回し、泡立ててから洗濯を始めます。
また、液体の場合には石けんの働きを良くする「アルカリ剤」が入っていない場合が多いので、自分で入れる必要があります。
液体せっけんは溶け残りの心配はありませんが、粉の場合と同じように泡立ててから使うほうが、洗浄力が高まります。
エリやソデなどの頑固なよごれには、固形石鹸を塗り付けてから洗濯します。
また、靴下の泥汚れは洗濯板を使って予備洗いをするときれいになります。
石けんを使わずに洗濯をする「アルカリ洗濯」という方法もあり、あまり汚れが激しくない時に便利です。
その時に使うのは「セスキ炭酸ソーダ」です。
洗濯機に洗濯物とセスキ炭酸ソーダを入れて、数時間つけ置きをしてから洗います。
この方法は短時間で済むのが魅力です。
洗う時間は3分、脱水は1回でOK。
ともかく大量に洗濯ものがある、という時に便利です。
ただし汚れの激しいものには石けんを使うほうが良いでしょう。
また、化繊や絹、ウールなどには向かないので注意が必要です。