「牛乳を飲まないと大きくなれないよ」と、子供のころに言われた人は多いと思います。
また、完全な栄養を持っていると言われ、大人にとってもカルシウム補給などに欠かせないとされてきました。
しかし最近は、牛乳は人間の体には必要ないとする説があります。
牛乳というのは牛のミルクです。
つまり、仔牛が大きくなるためのもので、人間が飲むようにできてはいません。
特に日本人は、牛乳を消化するための酵素を持っていない人が多いそうです。
それにもかかわらず牛乳を飲み続けることで、がんのリスクが高まるとも言われています。
また、アレルギーや風邪、免疫低下の原因にもなるそうです。
牛乳といえばカルシウムをイメージしますが、大量のたんぱく質をとることで逆に、体内のカルシウムが流出してしまうという報告もあるそうです。
カルシウムは牛乳でなくても摂ることができます。
カルシウムが豊富な食材は、青菜や大豆、ゴマなどです。
つまり、普通の食事をしていれば摂取できるのです。
牛乳の栄養価値を信じていた人にとっては、にわかに信じがたいことだと思います。
しかしよく考えると、他の種類の生き物の「母乳」を飲んでいるというのも奇妙な話です。
固定観念に縛られず、様々な角度からものを見ることで、新しいライフスタイルが生まれるかもしれませんね。