色んな出逢いの多い春は心も浮かれてしまいますよね。
中には温かくなって、毎日眠たくて仕方がないという方も多いかもしれませんね。
これは単に、温かくなって過ごしやすくなったというだけではなく、日照時間が延びて自然界で「陽」の気が高まってしまうことにより、人間の体も影響を受け、「陽」が多くなってしまっている証拠なのです。
体が「陽」の気の影響を受けると新陳代謝が盛んになり、細胞が活性化します。
つまり、眠くなってしまうのは、こういった体の細胞が一気に忙しい状態になってしまうので、見えないところで体が疲れてしまうからなのです。
春になると体調を壊しがちだったり、なんとなく体がだるくなる方が多くなるのですが、これは新陳代謝によって肝臓に負担がかかりすぎてしまい抵抗力が落ちてしまうからです。
本格的な春を迎える前から食養で抵抗力を養っておけば、楽しい春を過ごせ、生活習慣病の予防や改善にも効果的です。
◆食養のポイント
「陽」の気が増え、血の巡りや新陳代謝も良くなるので、そういった細胞が活性化することは阻害せず、肝臓を労わる食材を使うと良いでしょう。
また、春は新しい出逢いで気持ちも高ぶっていたり、期待で胸いっぱいで気負いしてしまう場合があるので気力を補う食材をプラスするようにしましょう。
◆春にオススメ食材
肝臓を労わる食材・・・黒ゴマ、牛乳、牡蠣、ハマグリ、ホタテ、イカ、菜の花
気力を補う食材・・・セロリ、トマト、春菊、山菜、シソ
◆食べ過ぎに注意したほうが良い食材
羊肉、海老など体を温める食材や激辛料理は熱を溜めてしまうので食べすぎには注意してください。
また、冬瓜やキュウリなど一気に体を冷やす性質の食材は体が驚いてしまい不調を招く元になってしまうので注意しましょう。