「故郷の水は体に合う」
みなさんはこのような言葉を聞いたことはないでしょうか?
日本の古くからの食養に対しての考え方の一つに「身土不二」という言葉があります。
これは「身体と環境や風土と二つにわける事ができない。」という意味で、人間は住んでいる土地で穫れた食材を食すことが、自然と身体との融合するのに一番良いという考え方です。
海に囲まれた島国である日本は魚を豊富に捕ることができますし、新鮮な魚の状態で口にすることが出来ます。
また日本は山や川があり、平坦ではなく高低差がある地形なので、米や作物を作るには適している土地ですから、野菜や米を豊富に食すことができます。
その上、季節が色濃くある日本にとって、先代たちは作物の不作による飢饉を経験していることから、体の中の遺伝子の中に栄養分を備蓄する遺伝子が組み込まれているのです。
そんな遺伝子を持った私たちが、ファーストフードやインスタント食品、肉中心の食生活を送っていれば、遺伝子に背く食生活をしているわけですから、食生活のバランスが崩れてしまうのは当たり前です。
日本の地形は北から南へと細長く島が連なっているのが特徴です。
ですから、北と南で収穫出来る作物の特性は全く違うもので、北の寒い地域では体を温める温性の作物が収穫され、南の暑い地域では体の熱を冷ます寒涼性の作物が収穫されます。
つまり、みなさんがそれぞれに生活する風土で旬の食材を摂取することが、体にとって細胞レベルでも良いということなのです。
自然が人間の生活や流行、流れに合わせることはできません。
体の不調というのは、そういった自然との不協和音によって作られたモノでしかないのです。
そういった自然に調和して生活していくことが、生活習慣病を防ぐ一番の方法なのかもしれませんね。
◆生活習慣病改善のための断捨離5
海外輸入された作物や食品を断ち、欧米化した食生活を捨てる。
季節性や風土性のない作物を食すのではなく、自分が住んでいる土地で生産された作物を知り、積極的に食事に取り入れよう!
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