今どの雑誌を見ても特集を組まれている「断捨離」。
どんなことでも「断捨離」の精神が生かせるというのが人気なポイントかもしれませんね。
「断捨離」がこんなにも受け入れられるのは禅宗的な考えが日本人の遺伝子に抵抗無く入ってきているからではないでしょうか?
「断捨離」のメリットについては、みなさんもご存知かと思いますが、「時間の断捨離」をどうしてしなければならないのか、どこがいいのかをお話したいと思います。
人間は皆、与えられた1日24時間を工夫して過ごしています。
もちろんその中には意に反したスケジュールもあるかもしれません。
その工夫して組み込まれたスケジュールの中に自分の意思はどれぐらい反映されているでしょうか?
仕事だから・・・
家事があるから・・・
育児があるから・・・
そのように言い訳をして、毎日をやり過ごした時に心の中に芽生える無情感は、後になってもどうすることもできません。
その無常感があるゆえに、起こる事件や問題も多く、その内容も今では複雑化しすぎてカウンセラーや精神科では太刀打ち出来ない状態にまで発展してしまっています。
風の音・・・
季節の匂い・・・
夜のまどろみ・・・
皆さんは最近感じることが出来ているでしょうか?
人間が唯一持っている六感を十分にリラックスすることが、心にストレスを溜め込まない一番の方法です。
子供の頃に感じていた冬の匂い。
夜のまどろみの中で友達と語った時間。
日の出を見て感じた温かさ。
そんな事から遠ざかっていては、心が苦しくなり、自分の存在意義が見出だせず犯罪に手を染めてしまう可能性すらあるのです。
そうなる前に時間の断捨離をして、心に隙間を作りましょう。
そしてあなただけにしか感じない匂いや、あなたにしか見えない色で埋め尽くしましょう。
きっとその匂いや色があなたの抱えた無情感を包み込み、また明日へのステップへと導いてくれるはずですよ。