少子化や学歴社会が後押ししてか、小学校や中学校の私立受験にチェレンジするお子さんやママも増えてきました。
昔は私立小学校や中学校はお金持ちだけが通う学校でしたが、最近ではサラリーマン家庭も通っているようです。
特に、私立小学校の受験と言うと、競う項目は学力だけではないので、いろんな習い事をさせ、塾にも行かせ、またお父さんやお母さんのためのスクールにも通わなければいけません。
お仕事をしていないママさんでも、家事をしながら塾に連れて行き、自分のスクールにも通い、ママ友とおしゃべりしながら情報収集。
幼稚園の行事があれば駆り出され、休む暇はありません。
そんなお受験に勤しむ忙しいママには時間の断捨離がオススメです。
◆断行・・・本やインターネットから得た情報を断ち切る!
私立小学校の受験を意識すると、インターネットで情報収集をしたり、本を買ったりして、今までの先輩ママさん達が成功してきた通りにやっていくものですが、それが果たして子供さんに合っているかは分かりませんし、分かった頃に軌道修正しても、受験に間に合いません。
お受験のための本やインターネットはあくまで一例です。
その方法を試して不合格だったお子さんもいれば、合格したお子さんもいます。
また、お受験の作法や「◯◯でなければならない。」という様な決まったルールはありません。
最低限の常識と少しばかりの教養。
一番大事なのは「親業の真剣さ」「子供への正しい愛情」なのです。
子供を一番に考え、自分の子供にとって最善な方法は何かと考えるのが先決です。
インターネットで情報探す時間があれば、力いっぱい外で運動をさせる方が、お受験対策になります。
一旦、本をクローゼットにしまい、インターネットの情報は見ないようにしましょう。
◆捨行・・・お受験マニアのママのお茶会を捨てましょう!
幼稚園や塾に必ず一人はいるお受験マニアのママ。
ほとんどの場合、「自分自信が私立小学校からずっと一貫教育で卒業したママさんで、兄弟はみんな私立。」というのがほとんどです。
子供の受験は同じく初めてなはずなのに、小学校受験を意識したのが人より早いせいか「なんでも知ってる!」という顔でみんなをしきって、情報交換と称して「お茶会」が行われます。
この時間こそムダ時間の代表です!
そこで得る情報は噂やインターネットからの情報しかありません。
仮に子供の志望校が受験マニアママの母校だったとしても、受験に何か影響するわけでもありませんし、受験マニアママからの情報は古くて使えません。
そんな時間があるなら、志望校の授業を覗きに行くほうが、よっぽど効率良く受験対策が出来ます。
そういった仲間に一度足を突っ込むと、なかなか出られません。
上手にお断りして、子供にたくさんの絵画や書を見せて心を豊かにしてあげましょう。
◆離行・・・お受験に対する固定概念から離れましょう!
お受験を意識すると、子供は塾、ピアノ、バレエ、習字、珠算など5つくらいの習い事を同時に始めます。
そしてママたちのお稽古は英会話、茶道、お受験スクールなどが定番です。
しかし、それは教養を身につけるためのものではなく、お受験のために習っていることであり「子供のために習わなければならない」という受動型の行動です。
お子さんにとってもママにとっても、それを習っている時間は本当に意味がある、充実している時間なのでしょうか?
その時間が苦痛の時間になっていませんか?
私立小学校の面接官側もそういった習い事をしていることは知った上で質問をします。
しかし、みんな同じ習い事をしていても、どんぐりの背比べでしかありません。
つまり、その程度のことのために何年も苦痛な時間を過ごしているのです。
3歳~6歳は子供にとって一番大事な時期です。
そんな大事な時期に子供の合っていない習い事をお尻をたたいてやったところでムダな時間でしかありません。
その時期の子供には、たくさんの色を見せ、たくさんの言葉を知り、怪我をして泣いたり、笑ったりすること1つ1つが受験勉強になるのです。
子供さんが充実した毎日で、楽しい受験生活を送れると、小学校入学後も好奇心旺盛で、勉強好きなお子さんに育つのではないでしょうか。
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