どんな人でも平等に与えられた、24時間。
自分の24時間を見直した時の感想はどうでしたか?
どこか時間に追われている感覚があったのではないでしょうか。
「時間に追われている」ということは時間に支配されているのと同じです。
その支配はどこから来るものでしょうか?
それでは1つの実験をご紹介します。
AさんとBさん、同じ環境下で1日同じスケジュールをこなしたとします。
あらかじめAさんに好きなように1日のスケジュールを決めてもらい、BさんにはAさんのスケジュール通りにこなしてもらいます。
スケジュールは全く同じなのに、1日終えた感想はAさんとBさんでは全く違うのです。
ここで理由が分かった方は、時間の支配されている確率は少ないと言えます。
この実験で大事なのは「受動と能動」なのです。
このスケジュールを立てたのはAさんで、Aさんの好きなようにスケジュールを組んでいます。
つまり、これは自分から「◯◯をしたい。」と決めた能動型スケジュールです。
それとは逆にBさんはAさんの決めたスケジュールをただ淡々とこなすのは無意識に「◯◯しなければならない。」という受動型スケジュールなのです。
能動型スケジュールは自分の興味、関心、好奇心など自分にとってプラスになる感情の元に決められていくので、そのスケジュールをこなす労力は同じでも、興味があることをする時に分泌されるドーパミンが労力の疲れなどで溜まる乳酸を分解するので疲れを感じにくく、心身的ストレスも少ないのです。
受動型スケジュールの場合、「しなければならない」という責任に似た感情の元にスケジュールをこなすことになります。
ほとんどの場合、決められたスケジュールの中で関心や好奇心を抱くことは困難なので「無関心」では脳からドーパミンが分泌されず、心身的ストレスと労力による体力的なストレスによって乳酸がたまり解消されず、次から次へとスケジュールが重なっていくのです。
生活していく上で、全て能動型スケジュールにすることは非常に難しいですが、時間の「断捨離」をすることで能動型スケジュールを増やしていくところから始めてみてはいかがでしょうか?
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