人間関係を良好にする手段はコミュニケーションですが、だからといって会話のために自分のことだけをベラベラと喋り続けるのは友人を失うことにもつながります。
前出した実業家のデール・カーネギーは次の言葉を残しました。
「あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の100倍もの興味を、自分自身に対して持っているのである」
つまり相手も貴方のことではなく貴方と同じように自分のことを喋りたいのです。
コミュニケーションを潤滑にするならば、相手の話を聞く方に回ることです。
経営学者のピーター・ドラッカーも次のように言っています。
「多くの人が話し上手だから、人との関係は得意だと思っている。対人関係のポイントが聞く力にあることを知らない」
そう、ただ聞くだけでは相手も糠に釘、喋っていることが伝わらないと思うと不安になってくるし、会話も気まずくなります。
じつは聞き役に回るというのはなかなか骨の折れること。
しかし聞き役に回り、相手から話したいことを上手に引き出せるようになれば、それはコミュニケーションの達人になれますし、人も自然と寄ってくるようになります。
きっと、自分のことを喋るよりも人の話を聞く方が面白くなりますよ?