どれほど仲の良い友達や人間関係を築いていても、時には喧嘩をすることもあるでしょう。
喧嘩するのは仲の良い証拠、などという格言もありますが、やはり喧嘩している最中というのは相手の尊厳を傷つける言動が必ず見受けられるものです。
仲の良い友達と喧嘩した時は、その場で収束させるのがルールですが、必ずしも収束させることができず、相手を許すこともできずに持ち越してしまうこともあるでしょう。
喧嘩というのは一方的にどちらかが悪い、というのではなく、たとえ原因が片方にあったとしても発展する段階では双方に原因が発生します。
前項で述べたように、原因を一方が非難すれば、それが発展の起爆剤になるように。
ゲーテは「人は喧嘩する時、双方とも悪いと感じている」と言っています。
悪いとは思いながらも突っ走って喧嘩してしまうのが友達同士、つまり言い合える仲ともいえるのですが、これが群れの中の単なる他人では突っ走る前にリスクを考えて止めてしまうでしょうね。
では、喧嘩を持ち越した時の解決方法。
とにかく先に謝っちゃいましょう。
アメリカの実業家、デール・カーネギーはこんなことを言っています。
「恨みを抱くな。大したことでなければ堂々と自分の方から謝ろう。頑固を誇るのは小人の常である。にっこり握手して自分の過ちを認め、一切を水に流して出直そうと申し出てこそ、大人物である」