自分を見て欲しい!自分に構って欲しい!最近では「かまってちゃん」なんて呼ばれていますね。
これ、承認欲求です。
社会的生活(学校から会社まで)を始めると集団帰属から他者を認識するようになり、その中で自分の価値を認めてもらえることで集団の中で居場所を見つけられるようになるという、これもいわば、本能的行動なのです。
承認欲求、必ずしも悪いことではありません。
というより、承認欲求があるから頑張ることもあるわけですね。
友達の会話についていきたいから会話の内容を調べるとか、大人になってくると会社に居場所を残しておきたいから仕事を頑張る、というのも承認欲求が成せる業なのです。
ただし、その承認欲求が友人たちへの相槌だけでは八方美人となり、結果的に承認されず、欲求は満たされないままになってしまいます。
「友達に好かれようなどと思わず、友達から孤立してもいいと腹を決めて、自分を貫いていけば本当の意味でみんなに喜ばれる人間になれる」
この言葉を残したのは日本が世界に誇る芸術家、岡本太郎です。
承認欲求を仲間ハズレになる不安のために使うのではなく、自分自身を磨くために使えば、いつの間にか不安はなくなり、自分の周囲に自分を認めてくれる友達ができる、と岡本太郎は言っているわけですね。