自分を見て欲しい!という本能

10代の人たちが友達をいっぱい作りたい、というのは単なる生物としての帰属性なので本能として仕方のないことですが、それにしても最近はコンピューターとネットの発達で本能部分が加速されている傾向にあります。

なんか、オジサンから見ればLINEで既読していなければ不安とか、すぐに返事を出さなきゃ友達失格とか、どうでもいいようなことに思えますが、まあ、マスコミに登場する極端な例はともかく、ネットコミュニケーションにおいては少なからず、そんな気持ちは誰にでも存在しているでしょう。

こういったSNSは10代に限らず、いい大人になっても本質的には変わりありません。

Facebookでどうでもいい日常的なことに対して義務感から「いいね!」を押したり、コメントを残したりすることで自分は友達であることをアピールするようになるだけです。

もっとも最近ではいい大人までLINEとか使っちゃっていますが。

ネット上のつながりは希薄なので深い友達関係を築くことはできませんが、帰属的本能は満たされます。

誰かとつながっていたい、という気持ちですね。

それはそれで、本人さえ満足であれば継続して構わないのですが、もうちょっと考えてみると、その帰属性本能に自分を見て欲しい!という部分があることに気がつくはずです。

そこに気がつけば、ネットコミュニケーションが人間関係において、それほど重要ではないことが理解できるでしょう。

関連記事(一部広告含む):