ルパン三世第4シーズン、MI6のエージェント・ニクスが登場したことによって、ほぼ主要人物が出揃いました。
この他に第十一、十二話の「イタリアの夢・前後編」に浦賀航がいますが、けっこうキーマンなので第4シーズンを見てどれほど重要なのか確かめてくださいね。
第十八話「始まりの晩餐」から、全編を通じた物語は一気に加速してクライマックスに向かいます。
なにしろ、第4シーズンのメインとなる登場人物、レオナルド・ダ・ヴィンチが登場するのですから。
そして、ダ・ヴィンチが冒頭で言う台詞がこれ。
『知るだけでは不十分である。活用しなければならない。意思だけでは不十分である。実行しなければならない』
もちろん、この名言は歴史上に残されている言葉です。
それがなぜ現代に蘇って同じ台詞を言うのか?
これが、第4シーズン最大のポイントですね。
ダ・ヴィンチが描いた「最後の晩餐」が飾られているサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に主要人物が集まり、ルパン三世が解説をしながらの食事はなかなか圧巻のシーンです。
ちなみにダ・ヴィンチの「最後の晩餐」は食堂に描かれていたので損傷が激しく、現存の絵画にはダ・ヴィンチが描いていた部分の欠損を補っているところもあります。
未完全な状態だからこそ、『最後の晩餐」はあらゆる憶測を可能にしていると言えます。
まあ、他の絵画や暗号文に関してもそうですが、なかなかイタヅラ好きな人だったみたいですね、ダ・ヴィンチさんは。