『あんたが盗んだのはマグナムじゃない。俺の過去、俺の命さ』
「LUPIN the Third-峰不二子という女-」の第二話「.357マグナム」からの台詞です。
.357マグナムといえばもうお分かりですね。
そう、次元大介です。
第二話は峰不二子が次元大介から愛用のS&W27を盗むという物語ですが、主役は当然、次元大介。
峰不二子が盗んだ拳銃を取り戻そうとした時に言った台詞です。
ルパン三世シリーズの中で、もっとも個性がブレていないキャラクターといえるでしょう。
第二話で初登場となる次元大介、なぜリボルバーの.S&W27を使うか、その理由が明かされます。
ちなみに.357マグナムは拳銃の名前ではなく、銃弾の名称で、この銃弾を撃てる拳銃はいろいろありますが、次元大介が使っているS&W27は.357マグナムと同時に発表されたことから俗称で.357マグナムと呼ばれます。
殺傷能力を高めるために通常の弾丸よりも火薬調合量を多くして発射圧力を強くした弾丸で、狩猟用のライフルに使われていました。
それを拳銃用に改良したのが.357マグナムのホローポイント弾です。
弾頭がすり鉢のようにくぼんでおり、命中すると先端が潰れてキノコ状(これをマッシュルーミングという)になって大きなダメージを与えることができます。
いわば一撃必殺の銃弾ですね。
一般的な拳銃では火薬圧力で銃身が耐えられないことから.357マグナム専用銃としてS&W27が製造されるようになりました。