読売ジャイアンツの黄金時代といえば川上哲治監督の元、日本シリーズ9連覇を達成した時代を指します。
現在、壮年になってなお、プロ野球大好きおじさん達には、読売ジャイアンツ9連覇時代のレギュラー選手全員の名前を覚えている人もたくさんいるはずです。
そのなかで王氏以上に輝かしい存在を放っていたのが長嶋茂雄氏。
選手時代には幾多の名言を残していますが、むしろ監督時代の名台詞の方が面白いので、そちらにスポットを当ててみましょう。
インタビュアーからどっちのチームが勝つでしょう?と聞かれた時の言葉。
「1点でも多く取った方が勝つでしょう」
インタビュアーの質問も馬鹿げていますが、それに対して当たり前のことをもっともらしく言っちゃうところがすごいところ。
「二岡、ここは打たなくていいぞ!」
これは打席に入っていた上原投手に向かって言った言葉。
監督の隣にいた二岡選手、さぞびっくりしたことでしょう。
「アンパイア、代打、川相」
長島監督、言いながらバントのポーズをしています。
…作戦、バレバレですね。
長島氏、ジャイアンツの監督に就任して1年目は最下位、2年目は奮起してリーグ優勝を果たした時、こんな台詞を残しています。
「失敗は成功のマザー」
…ルー大柴ですか。
でも、これらの名台詞、なぜか長島氏が言うと誰もが素直に聞いてしまう不思議な雰囲気があります。
それもすべては、あの笑顔のせいでしょう。