釣りに関するロシアの格言で、「釣りの話をするときは両手を縛っておけ」という諺がありますが、これ、ゴルフにも共通する格言といえそうです。
ゴルフも釣りと同じようにストイックなゲームなので、釣りに劣らぬほど格言・名言が生み出されています。
「ハンディ30の人はゴルフを疎かにする。ハンディ20の人は家庭を疎かにする。ハンディ10の人は仕事を疎かにする。ハンディ5以下の人はゴルフ以外のすべてをおろそかにする」
イギリスの貴族出身政治家、デビッド・ロイド・ジョージの言葉です。
日本では銀行員が「ちなみにハンディはいくつです?」なんて涼しい顔で聞いた時は注意しなければなりません。
うっかり、ハンディはシングル、なんて答えると融資の話は忽ち消えてしまうとか。
スコットランドはゴルフ発祥の地だけに多くの諺が残されています。
たとえば。
「愚者はまぐれ当たりを自慢し、賢者はミスショットから多くを学ぶ」
同じようなことをアマチュアでグランドスラムを達成したボビー・ジョーンズも言っています。
「人間は自分が破れたときこそ種々な教訓を得るものだ。私は勝った試合からはかつてなにものもを学び得たことはなかった」
日本人でもゴルフに関する名言を残している人がいます。
アマチュアで活躍した赤星兄弟の兄、四郎氏の言葉より。
「ゴルフはすぐに上達しないが、『マナーのシングル』には今日からなれるよ」
スコアカードばかり見ている人は、この言葉を知って欲しいものです。