偉業を成し遂げた人、世界を変えた人々は名言も放っていますが、その分、自分の身をつねに大衆に晒し、反感を持つ人々からは命を狙われるという危険性が潜んでいます。
インド独立を導いた偉大な指導者、マハトマ・ガンジーは最後まで非暴力を訴えながら同じヒンドゥー教の原理主義集団民族義勇断の1人、ナートゥーラーム・ゴードセーの銃弾に倒れました。
ガンジーも名言を多く残しています。
たとえば。
「眼には眼を、を行い続ければ、最後は全世界が盲目になってしまう」
インド国内のヒンドゥー教とイスラム教の対立は現在も顕著ですが、これはイスラム教のハンムラビ法典に基づく報復に対する戒めとも思える言葉であると同時に、憎しみを持ち続けている限り、人類から戦争はなくならない、と警告しているのですが、それを物理的な理屈で語るところにガンジーの聡明さとユーモアが感じられます。
「もし、私にユーモアがなければ、これほど長く苦しい戦いには耐えられなかったでしょう」
これもガンジーの言葉ですね。
ガンジーの非暴力主義は無抵抗主義と勘違いされるところがありますが、現実は非暴力不服従です。
イギリス人兵士が暴力でガンジーが指導する不服従運動を止めさせようとすることに対し、暴力による反撃は行わず、そのうえで服従もしない、という運動こそガンジーが目指したものでした。
勇気と忍耐、新の精神力が要求される運動ですね。
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