「もし君が家具のデザイナーでとても美しいタンスを作っていたら、背面で誰も見ないからといって後ろにベニヤ板を張ったりするだろうか?」
これも世界を変えた男の言葉です。
スティーブ・ジョブズ氏ですね。
1975年にジョブズ氏は共同で世界初となるパーソナルコンピューター、APPLEⅠを開発、販売しましたが、その後、1985年に自分で創立したアップルコンピュータから解雇されています。
その間、アップルコンピュータは業績が悪化、一時は倒産するのではないかと囁かれましたが、1996年にジョブズ氏が復帰すると同時に、快進撃が始まります。
それまでのパーソナルコンピューターの常識を覆したカラフルでポップなiMac、独走状態だったソニーのウォークマンを駆逐したiPod、そして携帯電話とパソコンの世界を変えてしまったiPhone。
Appleの製品は機能的に優れているだけでなく、その筐体の美しさにおいて他社を大きく引き離しているところに特徴があります。
それを端的に表わしているのがMacBook Proです。
筐体はアルミのインゴットの削り出しで、設計担当者曰く、「このMacBook Proは見えている部分よりも見えない部分の方が美しい」というほど、内部の基板を納めるための造形が巧みにデザインされています。
Macを一度使い始めるとWindowsに戻れなくなる、という理由、確かに存在していますね。
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