言葉の力は、独り言ではその力は発揮できません。
誰にも向かっていかない言葉は、宙を彷徨って、落ちてしまいます。
言葉は誰かが受け取って、初めて意味をなすのです。
それが自分に向かっての言葉でも構いません。
言葉は、もともとはコミュニケーションのためのものです。
誰かと誰かを繋ぐのが言葉の役目なのです。
『好き』という言葉だって、誰にも向けていなければ意味も力もありません。
言葉には受け取る人が必要なのです。
伝えようとする気持ちが言葉に乗って、相手が受け取り、そしてその言葉の力が発揮されます。
言葉のやり取りはキャッチボールです。
お互いに投げ合うものです。
受け取る方も、それを受ける気持ちが必要になります。
急に150㎞の剛速球を投げられても、準備をしていないと受け取ることができないでしょう。
もちろん、剛速球は準備をしていても取れるかはわかりませんが。
ただ、そうやって投げ手と受け手がいて、言葉のやり取りは成立するのです。
投げるときは相手のミットをめがけ、受けるときはミットを構えておきましょう。
そうすれば言葉は本来の力を発揮し、人と人を繋ぐ架け橋になってくれるのです。
⇒ みんなの名言・格言!言葉の力(無料壁紙)