ツキを呼ぶ魔法の言葉というものがあります。
その言葉を口にしていると、ツキが舞い込んでくるのです。
別に呪文の類いではありません。
五日市剛さんという工学博士がいます。
この方がイスラエルを旅していたとき、一人のお年寄りの女性に出会いました。
そこでこの魔法の言葉を教えてくれたのです。
それは一言、『ありがとう』という言葉でした。
嫌な出来事があれば、ネガティブなことを考えてしまいます。
ネガティブな考えはまた嫌な出来事を呼び込んでしまい、マイナスの流れになります。
しかし、そこでこの言葉を言えば、負の連鎖を断ち切ることができるというのです。
辛いことがあったとしても、『ありがとう』と思えればそれ以上辛いことはやって来ない。
そうお婆さんは言いました。
五日市さんは『ありがとう』という感謝の言葉を『ツキを呼ぶ魔法の言葉』として周りの人々に話したところ、それが反響を呼んで、今では本もベストセラーになり、講演にも度々呼ばれるようになったのです。
確かに、『ありがとう』という言葉には大きな力があります。
辛いことがあったら、なかなか『ありがとう』とは言えません。
しかし、そこで敢えて言ってみましょう。
辛いことも成長する糧になります。
『もうダメかも』と思っていた気持ちが、『まだやれるかも』と思えてきませんか？
沈んでいた気持ちを上げてくれるのです。
どんなときにでも『ありがとう』と、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
その一言があるだけで、気持ちは前を向き、それにつられてツキもやってくるはずです。
簡単で普通の言葉ですが、そんな力があるのですから、本当に魔法のようですよね。
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