アメリカ・エンタメ映画で食傷気味になったので、口直し、ではありませんが佳作からの名セリフを紹介しましょう。
最初は2010年に公開されたイギリス映画「英国王のスピーチ」です。
イギリス王ジョージ6世と植民地出身の平民だった言語療法士の友情実話を映画化した物語で、第83回アカデミー賞では12部門と最多ノミネート、最終的には作品賞や監督賞、主演男優賞など4部門を受賞しました。
ジョージ6世は吃音で悩んでおり、1934年の大英帝国博覧会閉会式で父、ジョージ5世の代理で演説を行いますが、吃音のため演説は悲惨な結果に終わりました。
その吃音をなんとかして治そうと訪れた先が第一次大戦で戦闘神経症に苦しむ患者を治してきた、という評判のライオネル・ローグ言語療法士。
ローグは奇抜な手法でジョージ6世を怒らせますが、やがて吃音が治り始めるとローグを信用するようになり、やがて友情が芽生えます。
「Because you’re peculiar.(君は変わっている)」
「I take that as a compliment.(それはお褒めの言葉と受け取りましょう)
ジョージ6世とローグの会話です。
世の中、独創的なことをすれば変わり者、と見られる風潮。
しかし、そんな風潮も自分への追い風と考えれば、ローグのように自信に溢れた言葉を出せるようになるのは確かですね。
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