アメリカのエンタメ映画から流行語にまで発展した名セリフ、続けましょう。
「I’ll be back.」
もう、このセリフだけで何の映画だか分かりますね。
ご存知「ターミネーター・シリーズ」でアーノルド・シュワルツェネッガー扮する未来から来たロボット、T-800が劇中、何度となく言うセリフです。
意味にスラングはなく、「また戻ってくる」そのままです。
このセリフで面白いのはそのエピソード。
「ターミネーター」最初の作品で登場しますが、シュワルツェネッガー自身は「I’ll be back.」が女っぽい言い方なので「I will be back.」にしてくれ、その方がロボットっぽくて合うはずだ、と何度も主張したことに対して監督のジェームズ・キャメロンは頑なにこれを拒否、最後は「君に演技指導はしない。だから君も私の脚本にケチをつけるな!」とまで言われた経緯があります。
確かにオーストリア出身で英語が上手くなかった(当時の話)シュワルツェネッガーでは理解しづらい演出だったのかもしれません。
しかし「ターミネーター2」で「「I’ll be back.」が使われるようになると忽ち流行語となり、以後、シュワルツェネッガー自身まで好んで使うようになりました。
なにしろ「ラスト・アクション・ヒーロー」など他の作品に出演している時でもこれ、使っています。
悪ノリして、おっさんアクションスター総出演の「エクスペンダブルズ2」でも言っていますね。
自分自身をパロディにするシュワルツェネッガー、ちょっと寂しいです。
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