名作「カサブランカ」のセリフ、人生にはあまり役立ちそうではないので、もう少し人生の役に立つ(かもしれない)名セリフを紹介しましょう。
「スプートニクに乗って宇宙に飛ばされたライカ犬のことを思えば、僕の不幸なんてちっぽけなものだ」
このセリフは1985年に公開されたスウェーデン映画「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」からの引用です。
主人公はイングマル少年。時代はライカ犬を乗せて初めて地球軌道周回を行ったソ連のスプートニク2号の頃。
イングマル少年、母親や愛犬の死、離れ離れになる家族という辛い現実を目の前にしながらも、スプートニク2号に乗ったライカ犬の運命に比べれば、自分の人生なんてたいしたことはない、と考える前向きな性格をしています。
ちなみにスプートニク2号、大気圏突入は不可能な設計となっており、最初からライカ犬の帰還は想定されておらず、宇宙食には薬入りが与えられていました。
打ち上げ後、数時間の間で加熱とストレスにより死亡していた、という後日報告もありました。
確かにライカ犬の運命、悲惨です。
現在、何かの理由で落ち込んでいる人、このライカ犬の運命に比べればたいしたことはない、と思えるのではないでしょうか?
実際、きっとたいしたことはない、はずですよ?