心の奥底、注連縄に区切られた不可侵領域に鎮座する守護神のような映画に出会えた人はとても幸せな人生を送れるでしょう。
人生に迷った時、恋人にフラれた時、海よりも深い悲しみに落ち込んだ時、その奥底にある名作が方向を示し、癒やし、そして勇気づけてくれるはずです(まあ、それほど大げさでもありませんが)。
そんな名作には、必ず心の琴線を鳴らす名セリフがあります。
名セリフは映画のクライマックスだけに登場するわけではなく、時にはストーリーと無縁なところでも唐突に表れるし、自分が名セリフと思っても他の人には目立たずにスルーされることだってあります。
また映画そのものは自分に取ってつまらないのに、名セリフだけが一人歩きすることもありますね。
でも、これまで名作、佳作、凡作、駄作、星の数ほど映画が作られてきましたが、評価がどうであれ、観た人が面白いと感じ、琴線に響けばそれは本人に取っての名作であり、どれほどの駄作と言われようと、必ずその中には名セリフのひとつやふたつ、あるものです。
映画は今、劇場に行かなくてもDVDやブルーレイ、CATV、最近ではネットの映画配信サービスもあり、気軽に観られるようになりました。
過去の名作も見放題という、恵まれた時代です。
ぜひ、映画を観て自分の心の奥底にしまうことができる名セリフを見つけてくださいね。