『鉄腕アトム』が生まれた時代、世界情勢は米ソ冷戦の真っ只中で、米ソは陸海を問わず原爆、水爆の実験を行って核武装を進めていました。
当時の子供たちは外で遊んでいる時に雨が降ると「放射能で髪が抜けちゃうわよ!」なんて親から言われて慌てて家の中に入ったものです。
たぶん、今の世界中の50歳代以上における当時の被曝量は半端ではないでしょう。
それはともかく、核戦争の危険性が低くなった(もちろん今でも可能性はありますが、むしろ戦争は局地戦に入っています)と思ったら、日本で原子力発電の脆弱性が露呈してしまいました(ちなみにアトムの原動力は原子力発電ではなく核融合です)。
『鉄腕アトム』の時代、A.I.(人工知能)という言葉はありませんでしたが、アトムは自立行動ができるA.I.を備えています。
2015年、理論物理学者として有名なスティーブン・ホーキング博士は以下の警鐘を鳴らしました。
「次の100年間のある時点で、コンピューターはA.I.によって人間の能力を超えるだろう。それが現実になった時、我々はコンピューターが人類の目標と異なる目標を持たないように気をつける必要がある」
要するに、A.I.を持ったコンピューターに人類を攻撃させるような目標を持たせるな、相手にしたら勝てないぞ、と言っているわけですね。
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