戦国武将が「おんな城主 直虎」から離れつつあるので元に戻しましょう。
直虎が育てた井伊家の嫡男、虎松(のちの井伊直政)を小姓にした徳川家康の名言です。
「いさめてくれる部下は、一番槍をする勇士より値打ちがある」
家康は家臣を高く評価することはあまりありませんでしたが直政は別格で、家康の三男で後継者となった秀忠の妻、お江に宛てた手紙の中で、「井伊直政という男は日頃こそ冷静沈着で口数が少なく何事も人に言わせて黙って聞いているが、局面では的確に意見を述べる。とくに自分が考え違いをしている時は余人がいないところで物柔らかに意見してくれる」と述べています。
これが信長や晩年の秀吉であれば、たとえ余人のいないところであっても、物柔らかに意見しても、一蹴されるどころか下手をすれば切腹でしょう。
自分の考え違いを認めるところにも家康の懐の深さを感じると同時に、家康と直政の主従関係の深さ、さらに直政の配慮の深さを感じさせる逸話です。
ちなみに上司へ、たとえ余人がおらず物柔らかに意見するのであれば、まず自分の力量と意見内容をしっかり吟味してから行いましょう。
見当違いの意見を述べては、たとえ家康タイプの上司であっても一蹴されるのがオチとなります。
※お祝い・プレゼントに心に残る言葉の贈り物。筆文字アート!名言・格言額は、ご自宅・店舗のインテリアや、誕生祝い、開店祝い、新築祝い、還暦祝い、各種記念品・引出物等、大切な方へのプレゼントに最適。一言メッセージ・記念日を無料でお入れします。
関連記事(一部広告含む):
- 恐るべし、徳川家康!直江状、その後
- 草の葉の露も重きは落つるものかな!徳川家康
- 徳川家康を月齢占いの性格判断で見ると
- 大河ドラマはまたも戦国時代を生き抜いた人物が主人公
- 徳川相手に皮肉をたっぷり込めた直江状