では、最初に井伊直虎が出家する原因にもなった今川義元の名言から。
「昨日なし 明日またしらぬ人ただ 今日のうちこそ命なりけれ」
さすが公家文化に精通していた今川義元、名言もきちんと韻を踏んだ短歌になっています。
口語に訳すと「昨日は終わってしまったこと、明日のこともまた分からないこと、人は今日1日が全てである」でしょうか。
これ、何かの名セリフに似ているな、と思ったら映画「カサブランカ」で主人公のリックが酒場の前で惚れられている女性と会話する内容がそっくりでした。
女性「昨日、どこにいたの?」
リック「そんな昔のことは覚えていない」
女性「明日、会える?」
リック「そんな先のことはわからない」
うーむ、今川義元ってハードボイルドだったんですね。
まさかカサブランカの脚本家が今川義元を知っていたわけはないので偶然の一致でしょうが、こんな名セリフを400年以上前に残していたとは。
実際、今川義元といえば桶狭間の戦いで織田信長に破れることがクローズアップされがちですが、「海道一の弓取り」と渾名がつけられたほどの戦国大名で、領内外で才覚を発した人物です。
では、次の項でハードボイルドな名言を残した今川義元についてカンタンに説明しましょう。
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