「The Children’s Story」の続きです。
大好きな父親が当局に連れ去られていったことを間近に見ていたジョニー君はその不満を新任の美しい女教師に訴えます。
女教師、まったく慌てることなくジョニー君に近づくと、また囁くように告げます。
「そう、お父さんは悪いことなんかまったくしていないけれど、間違った考え方をしていたのよ、だから間違いを正すために大人の学校へ行きなおしているのよ?あなた達の担任だった先生も、その学校へ行きなおしているの。ジョニー君だって学校に行くのが嫌な時、あるでしょ?」
ジョニー君、まったく反論できません。
次に女教師、生徒たちへお菓子を配りますが、その時も最初に神様からお菓子を貰えるようにお祈りをさせ、その時には与えず、次に新しい指導者の名前でお祈りをさせるという高等技術を用います。
子供たちは単純に新しい指導者に対して感謝しますが、ここでもジョニー君、大活躍。
「そのお菓子が新しい指導者から貰ったんじゃない、僕達が目を瞑っている時、先生がお菓子を置いたんだ!」
得意満面の表情で言うジョニー君に対して女教師、慌てるどころかジョニー君を褒め称えます。
「そう、ジョニー君の言う通り、貴方はとても偉いのね。お菓子は神様に祈っても与えてくれません。このお菓子は新しい指導者がみんなに与えるように、と私が預かってきたものなの」
教室で最後まで反抗的態度だったジョニー君、陥落寸前です。