「The Children’s Story」の続きです。
若くて美しい女教師に抵抗するかのように、突っ張るジョニー君。
「こっきにちゅうせいをちかって、それからうたを歌うんだ!」
女教師はおおきく頷きながらもジョニー君のそばに寄り、そして、まるで耳元で囁くように言います。
「そう、それはとても大切なこと、でもちゅうせいって何?こっきにちかうって何?」
もちろんジョニー君、答えることができません。
そこで女教師、教壇に戻るとハサミを取り出し、一人の女子生徒に渡します。
「本当に忠誠を誓うのは国旗という形の相手ではなく、私たちを生かしてくれる神様です」とかワケの分からぬことを言い出し、女子生徒に国旗(つまり古い体制の象徴)を切り刻みさせます。
そればかりか、それまで国旗を飾っていた旗竿を生徒全員で窓の外から放り出させてしまいます。
子供は時に破壊的衝動をコントロールできない、ということを熟知した女教師の洗脳が始まりました。
もちろん、この段階でもジョニー君は反抗的態度を取って参加しませんが、女教師はあえてジョニー君を無視します。
無視されることに耐え切れなかったジョニー君、つい、切り札を早々に出してしまうわけですね。
「僕のお父さんは何も悪いことをしていないのに連れていかれてしまった!お父さんはとても嫌がっていたのに!さっきの先生と同じところへ行ったんだ!」
このジョニー君の言葉に、女教師の取った行動は…。次回に続きます。
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