知識のみを重要視する人は大成できない。とかく、知識のあることを誇ったり、また他人の知識のみを尊重し、その知識に頼って自分の方針を決定しようとする人々には、適切な行動がともなわないものだ。
大切なことは、その知識にもとづいて起こされる行動である。この行動の意味は二つある。その一は自らの行動である。その二は他人を自分の望む方向への行動に駆りたてることだ。
そして、この二つの行動は、最終的には、その人自身による果断な決定によって起こされるものなのである。常に他人の知識に頼り、他人の意見に左右される者に成功の報酬がもたらされることは少ない。