「ツキ」とは具体的にいえば、どういうことなのだろう?「地位の昇進」「よい女に好かれる」「コネを得る」などもあるが、総じてそれは「物質的恩恵が自分の方へやってくる」という意味であり、もっと端的にいうならば、それは「おカネがこっちにやってくる」ということである。
おカネは人間の発明した「物の象徴化されたもの」であり、そしてそのおカネは、人間に付随して動き廻るのである。つまり、おカネを引き寄せるということは、人間を魅きよせるということであり、更にいえば、それは人間の気持ちを自分の方へ引きつけるということになる。
すなわち、ツキは魅力という磁石的吸引力によって、自分の方へ引っぱり込むことができるのだ。だから、あなたは自分に魅力をつければ、あらゆるツキを自分の方へ向ける好運人間になれるのである。
では、その魅力はどうやったら自分の身につけることが出来るのか?その原理は至極簡単である。要するに、他人に快感をもたらせば良いのだ。つまり、人をよい気分にさせてやれば、その人は再びそのよい気分にひたりたいため、あなたに魅きつけられてくるのである。
よい気分とは、つまり「充足感」である。人間にとって、この充足を必要とするものは次の五つの本能的衝動である。
1.自己生存欲(飢えの怖れ)
2.群居衝動(人と一緒に居たい)
3.自己重要感(優越感)
4.性欲(異性と交りたい)
5.好奇心(新情報を求める)
この五つの内どれかを充足してやれば、直ちに、人はあなたに魅きつけられる。