「でっちあげニュース」がニュースサイトに取り上げられ、情報が一気に世界中を駆け巡ると読者にも錯誤相関が生まれます。
信頼性のあるニュースサイトという先入観、さらにオバマ氏の大統領を望む人であればニュースソースを確かめる前に「本当だったら嬉しい」という希望的憶測が生まれ、自分の仮説や信念を正当化する情報ばかり集めてしまう傾向を示す確証バイアスが起こります。
「でっちあげニュース」のソース元となるサイトは、でっちあげニュースはあくまで風刺や冗談であり、パロディサイトなので責任はなく、事実の判断は読者にあると公言しています。
今や、錯誤相関は迷信など比較にならないくらいインターネット上で日常的に起きているといえるでしょう。
情報の錯誤相関に対して、つねに注意を払うことは自分自身の思考をチェックすることにもつながります。
インターネットには迷信にも負けない、とんでもない真偽の話が飛び交っています。
時には虚偽の事実が拡散して人々を動かし、真実なき運動につながることもあるのです。
こんな時代だからこそ、錯誤相関に惑わされず自分自身の思考を正し、周囲に流されることなく自分自身が信じられる行動をしてください。