Q:雷が鳴ったらヘソを隠せ、これ迷信?
実際にヘソを取る雷神様がいるわけではないので一部は迷信ですが、ヘソを隠すという行為は雷対策に有効であるため、まったくの迷信というわけではありません。
雷が鳴っている時、「そんなの迷信さ!」と言い切って堂々と歩く人よりもヘソを隠している人の方が雷が落ちる確率は低いのです。
ヘソを隠す動作はお腹を押さえ、前屈みになったりしゃがんだりするので、どうしても姿勢が低くなるのです。
雷が高いところに落ちるというのは誰でも知っている常識。
ただし、本当に屋外で雷を避けるのであれば大きな樹の下はけっして安全ではなく、むしろ4mほど離れた方が有効で、しゃがむ際はかかとを上げ、ヘソではなく耳を押さえる方が効果的です。
つま先立ちは万が一、雷が身近に落ちた時でも電流を上半身まで流さずに片足から反対の足に流し返すためです。
貴金属は外した方がいいといいますが、これはあまり意味がありません。
また低ければいいというものではなく、腹這いになると地面との接地面積が大きくなるため、逆に全身へ電気が流れてしまいます。
ちなみに雷に打たれた人の多くはヘソが焦げているといいます。
これは頭から入った電気の一部がヘソから逃げていったことが原因。
こういった事実がヘソを雷神様に取られるという迷信につながったのでしょう。