キャメロット社の追跡調査結果、もう少し続けましょう。
当せん者の5人に4人はすぐに職場を辞めています。
これも、誰もが考えることですね。
10人に1人がキャンピングカーを購入し、3人に1人が屋外用の大型浴槽を購入しています。
3000人が獲得した賞金総額は約85億ポンド(約1兆2655億円)で、すでに47.4億ポンド(約7062億円)が消費されています。
この消費は98%が英国内なので、その経済効果は7億5000万ポンド、付加価値税や収入印紙なども使われているため国庫に5億ポンドの収入があったと伝えています。
その一方で32%の人が無駄遣いせず、職場を辞めてもボランティア活動をして社会貢献に励むなどつつましやかに暮らしており、それらの人たちの投資や貯蓄額は約85億ポンドあるそうです。
たぶん、この傾向は世界の宝くじ事情に共通しているはずです。
いきなり大金を手にして舞い上がる人、慎重になる人、猜疑心が強くなる人、あるいは事故に巻き込まれる人、とにかく高額宝くじが当たると、本人が望まなくても人生は一変します。
同じく英国の調査によると、個人のお金に対する幸福度は年間で約5万ポンド(約750万円)あると頭打ちになるという結果があります。
宝くじに当たった甘い夢を見るのであれば、そのリスクもたまには考えてみましょうね。