toto(トト)、宝くじのロトに似ているネーミングで混同している人もいるはず。
totoは一般的にサッカーくじと呼ばれており、正式名称はスポーツ振興投票で日本スポーツ振興センターが販売元です。
totoはイタリアのサッカーくじ、トトカルチョからネーミングされました。
ちなみにイギリスにもサッカーくじがあり、The Pools(プール賭博)と呼ばれています。
日本スポーツ振興センターは文部科学省の独立行政法人で、国民の健康増進を目的に設立されましたが、その具体的な業務は国立競技場の運営及びスポーツの普及・振興に対する業務だとかスポーツ振興のための助成業務だとか、ちっとも具体的ではありません。
文部科学省が日本スポーツ振興センターの事業評価を行った際、最低段階のDランクをつけたのも頷ける話です。
唯一、業務としての結果を残しているのがスポーツ振興投票等業務、つまりtotoで、2014年度には199億6000万円を調達しています。
これを勝手に日本スポーツ振興センターが行ったら違法になりますが、スポーツ振興投票の実施等に関する法律が1998年5月に成立したことから違法性阻却になるわけですね。
ちなみにスポーツ振興投票は現在のところ、サッカーしか適用されていません。
どうせやるなら野球ですればいいのに。
その方が確実に日本のスポーツ振興に役立つはずでしょ?