まずは宝くじの基本的な情報からおさらいしていきましょう。
宝くじ、本来の目的は購入者に夢を与え、実際に当せん金を支払うだけでなく公共事業や自然災害復興への支援に使うために販売されています。
公共事業は国や各都道府県、政令都市に適用されており、平成27年度では札幌市の円山動物園ホッキョクグマ・アザラシ館建設費、子供医療助成費など。
岩手県では子供・妊産婦医療助成事業費、いわて子どもの森管理運営費など。
富山県では越中とやま食の王国フェスタ2015の開催、立山の雷鳥保護・ウォッチング事業費など。
と、とにかく日本国中の柔軟わせた公共事業に使われています。
公共事業も文化や自然など幅広い分野に渡っているのが特徴ですね。
もちろん東日本大震災の時にも復興宝くじが販売されています。
とくに復興支援グリーンジャンボ宝くじは売上が1104億円で収益金は496億円、そのうち復興分には151億円が当てられています。
宝くじによる復興支援金は青森県の場合、被災港湾機能回復事業や被災家屋等取り壊し・撤去事業など。
岩手県では学校関連再建費や震災緊急生活交通確保事業など。
福島県では観光誘客特別対策事業や学校給食支援事業などに使われました。
これらはほんの一例です。
必然で甘い夢がただの紙切れになったわけではありません。
その紙切れの数だけ、公共事業が成り立っているのです。
そう思えば夢破れても惜しい気がしないですよね?