K:そうですね。過去のデータからというわけではないのですが、たとえば、語呂合わせ的な数字になるものは、意図的に予想から外すようにしています。語呂合わせ的な数字以外にも、ともかく多くの人が選びそうな数字はだめですね。たとえば、「1975」という数字。これは今では、たとえ当たっても配当金が非常に低い、つまり安いんです。というのも、いまナンバーズも第1970番代だから、こういうのが選ばれやすいんですよ。だから、こういうものは買わないようにします。
Q:なるほど。
K:それからね、「5963」、つまり「ゴクローサン」と読める数字では、もうぜんぜん魅力的な数字ではなくなりますね。これが出ても、おそらく30万くらいですよ。しかもストレートで・・・。
Q:そうですね、語呂で数字を選んでいる人も多いでしょうからね。
K:だから、そういうのは、努めて買わないんですよ。ほかにも、みんなが予想しそうな数字は外す、これが高額当選をねらう際の基本です。そりゃ、そうですよね。せっかく、苦労して予想数字をいろいろ考えても、本来100万にも近いものが、30万しか当たらないとなれば、そりゃもう、ガクンと力が落ちてしまいます。
Q:そうですよね。それこそ、「ゴクローサン」ということにもなりますからね(笑)。
K:そうそう(笑)。ちょっと、この数字を見てください。これは、語呂で「いいパパ」(「1188」)と読めますよね。だから、これも30万くらいですわ。そこで、仮に、数字をいろいろ組み合わせた結果が、「5963」や「1188」のような語呂になるものは、その数字の順番を入れ替えるようにしています。
Q:いろいろと工夫されておりますね。
K:もっとも、語呂合わせ的な数字も、自分だけにしか通用しないものならいいんでしょうがね。私もそういう語呂のものなら、よく買ってますよ。ここ見てください。10月5日抽選の「8490」という数字がありますね。実は、私はこの数字をいつも買うていたんです。なぜかいうと、私の家内が「ハツヨ」言うんですよ。それで、「ハツヨ、くれー、くれー」っていうことで、ま、金をくれーということですわな。で、ある日実際に「8490」が出たんですが、その日に限って「8409」にしてしまったんです。ま、ボックスで2万何ぼは取りましたが、ストレートやったら、100万何ぼは行ってたでしょう。もう、くやしゅうて、くやしゅうてね(笑)。
Q:そうだったんですか(笑)。ほかには、どんな語呂のものを買われていましたか?
K:ほかですか。やっぱり、「84」で始まる数字でしょうかね。たとえば、「8455」です。これ何だと思います? 「ハツヨ、ゴー、ゴー(GoGo)」と読めますな。実はこの語呂で、私はストレートで99万取りましたよ。でも家内はそのこと知りませんがな(笑)。
Q:すご! ほんと、筋金入りですね。
K:それからね、これは自分なりの、ま、いわばジンクスなんやけどね、友引の日がありますやろ。この友引の日の日付、これがナンバーズの抽選数字に反映されていることが多いんとちゃう思うことがありますのや。たとえば、ちょうど今日が友引で8日なんやけど、この場合、この「8」が今回の抽選結果の数字に出やすいちゅーことなんですわ。友引はやっぱり、引っ張っるちゅーことやろか(笑)。
Q:そうなんですか。ちょっと聞きたいんですけど、ナンバーズの宝くじを購入する日が、友引だった場合、その日付の数字が、次のナンバーズの抽選結果に反映されるということですか? それとも、抽選日が友引である場合、それを見越して、その日付の数字をあからじめ購入しておくという考えなのでしょうか?
K:いいや、そこらへんはあまり厳密には考えませんのや。とりあえず、どっちでもいい言っときましょか。参考になるものが多いほうがいい、ただそれだけのことなんです。つまり、こういうのは、数字を選ぶための一つのネタなんですわ。ともかく、私にとっては、そういうものも参考にすることによって、カンとデータが一緒になって、買うときの数字がひらめくというわけです。データばかりで買うていっても、失敗しますわな。また、カンだけでも、なかなか当たらないもんです。