K:直前回から遡って、何回分かの抽選数字のデータを参考にする場合、まずは数字の流れに従うこと。これが大事なことやった。しかし、その数字の流れ、つまり同じような数字の傾向は、そろそろ終わるんじゃないかと、そうした数字の切れ目もまた、カンとして見ていくわけです。たとえば、ある数字がずーっと出ていなかったとしますわな。その場合、ぼちぼち、それが出てくるんとちゃうか、と、こう見ていくんですわ。長いこと、0が出ていなかったんなら、それもぼちぼち現われるんじゃないか、とね。
Q:なるほど。それをいつ、どんな数字との組み合わせで入れるのかが、《 データに裏打ちされたカン 》ということになるのですね。
K:そういうことです。まずは、いろいろな数字の素材を「ああやろか、こうやろか」と考えて、選んできますわな。でも、最終的にはカンによって絞り込んでいくんですわ。そうやって、まずはいろんなパターンを探り出していくんです。だから、直前回で出た数字の、あるものとあるものとを足していって、まったく違う数字を出していくこともします。
Q:ほう。
K:たとえば、「5471」という抽選数字がありますね。このうち、「5」と「4」と「1」を足していきます。ちなみに、足していくのに、ここにある「7」のような、「5」より大きな数字はあまり使わないようにしとるんです。そして、「5+4+1」で、「10」、ただし、私の場合、数字の一桁の部分だけを使うんで、この場合は「0」になりますわな。しかも、さっき言うたように、それまではずっと「0」が出ていなかった、そこで、「ほな、これ使おう」というわけです。
Q:そういうことですか。
K:こうして、「0」という数字が、次の回の予想数字の一つとして、はじき出されたちゅーことですわ。
で、実際に、次の回では「3430」という、「0」含みの数字が出ているんです。と、こういうふうに、データとカンを使って数字を導き出していくんです。
Q:なるほど・・・
K:で、次、見ていきましょ。この「3430」のあとに出たのが、「9439」です。まず、さっき言うたように、直前回の数字が頭に来ていませんね。そして、「4」と「3」が次にも引っ張られている。それも、「・43・」の部分がそのままの位置で、スッと下に降りてきてますね。
Q:ええ、そうですね。
K:ところで、さっき「直前回の数字が頭に来ることは少ない」と言いましたが、ちょっと前にやったように、低い数字どうし(足したときに二桁にならない組み合わせの数字)を全部足したり、あるいはそれらを適当に組み合わせて足したりした、新しい数字は、頭に来ることが多いと言えるんですね。言葉だけではわかりにくいと思うんで、これも具体的にやっていきましょうか。
Q:お願い致します。
K:たとえば、「1564」という数字で見てみましょう。この場合、まず最初の「1」と「5」を足して「6」が出ますね。あるいは、その「1」を3番目の「6」と足したら「7」です。最後の「4」と足したら「5」です。こうして出てきた新しい数字が3つ。「6」と「7」と「5」です。で、どれを頭にするかが考えどころですが、余裕がある場合は、この3パターンを全部買うてもいいですわな。つまり、どの数字を先頭にもってくるかという、そういったものは、あまり関係ないんです。7を頭に、6を頭に、5を頭に持ってきてもいいんです。全部のパターンを用意したら、それはいちばんいいですわ。
Q:ああ、そういうふうして、いろいろな数字を選び出しているんですね。ところで、ある2つの数字を足して、なにか新しい数字を出そうとする場合、それが二桁にならないような組み合わせを選んでいる、ということですね。ま、足して10になる場合だけは、これを0と考えるということでしたが。
K:そういうことです。
Q:たとえば、4と5の場合は足すけど、5と6の場合は足さない。で、5と5の場合は10で、これは二桁になるけど、この場合は0とする、ということですね。ほかにも、何か独特な数字の選び方がありそうですね。
K:そうですね、実は、足す以外にも、引いてみたりすることもありますよ。ともかく、頭の数字を出す、つまり、なにか数字を決めることから始まるわけです。どうにも自信がないときには、セット・ストレートにせずに、ボックスにするんですよ。そうしたら、選んだ数字はどの位置に来てもいいですからね。