K:ここにある数字の列を見てください。これは、ナンバーズ4のあるときの抽選数字をずっと記していったものですわ。2734、1053、6534、8000、7479、1244・・・と。みな、バラバラや。
Q:ええ、まったく無秩序な数字の並びにしか見えませんね。
K:ところがな、こんな数字の並びにでも、よく見てみると、ある一定の動きがあることがわかってくるのや。まず、頭の数字だけに注目してみるんよ。この、最初の「2734」やったら、「2」やな。次が1053で、「1」や。つまり、「2」から「1」に下がっとる。次に、「1」から「6」へと上がっとる。で、次も「6」から「8」に上がっとるが、その次になると、また「8」から「7」へと下がっとる。
Q:確かに、そうですね。そうやって見ていきますと、なんとも秩序だって見えてきますね。
K:いま、数字の頭にだけ着目して、その上がり下がりを見ていったんやけど、私は、2番目の数字でも同じことに着目して数字の動きを見とるようにしてます。2番目の数字では、「7」から「0」で下がる、「0」から「5」で上がる、「5」から「0」で下がる、「0」から「4」で上がる、「4」から「2」で下がる・・・、と、まぁ、こういうふうに見るんですわ。
Q:なるほど。これも見事に、ジグザグになっていますね。
K:こういうふうにな、頭と2番目の数字が上下に上がったり下がったりと、ジグザグに動く傾向にあるときには、やはりその流れに従って、次の数字を予想することができますわな。ただし、気ぃ付けなあかんのは、その流れもいつかは止まる、ちゅーことや。それが、カンの見せどころちゅーことですわ。
・・・2734、1053、6534、8000、7479、1244・・・27・・、10・・、65・・、80・・、74・・、12・・
〔ミスターKの場合、頭と2番目の数字の上がり下がりの動きに着目した〕
Q:なるほどね。ところで、人によっては、3番目、4番目の数字の上がり下がりに着目していってもいいんですよね。この例の場合も、上下ジグザグに動いているようですし・・・。要は、自分なりに数字の動きに関する、いろいろな着目点を見出して、それをマークしていくということが大事なんですね。
K:そういうことですわ。もっとも、最近の数字の傾向を見てみると、どうも下から上に上がるというパターンがやけに多くなっとんですがね。しかし、これもそのうちに、こんどは逆に下がってくるだろうと、そういう予測がつくわけです。ま、なんにしても、そういう数字の一定の傾向を見つけたら、常にその動きに注目しておくことが肝心やな。
Q:数字が上下ジグザグのとき、また、下がる一方のとき、反対に、上がる一方のときと、それぞれの数字の傾向に応じて、その流れに沿った買い方をする、ということですね。そのためにも、まずは数字がいまどんな傾向にあるか、それをつかむことが大事と、やっぱりここに行き着くわけですね。
K:そうですね。そして、ある一定の傾向にあった数字が、突如違った動きをしだす、その切り替わるところを、どう見分けていくか、と、そんなところも大事な点になりますね。でも、これはなかなか難しいので、たとえば数字を買うときは、それまでの流れに沿った予想数字と、それとは別に、まったく流れが切り替わったときの予想数字との、いわば別バージョンもまた考えておくとよいでしょうな。ま、総合的に判断するわけやな。