月齢周期は自然界の相の変化を知る目安として、まずは暦として活用されました。
それは農法にも取り入れられたのです(農事暦など)。
実際、月齢にあわせて植物を栽培することは古今東西で見られました。
新月とともに植物の種を蒔いたり、欠けていく月の期間に刈り入れたり、木を伐採したりしたのも、植物の成育と月齢の関係が意識されていたからです。
現代では、月齢周期と人間の精神病理、または交通事故、暴力事件などとの関係がさかんに叫ばれています。
そのことから、日本でもあるトラックの組合では積極的に月齢による交通事故要注意カレンダーなるものを作成し、それをドライバーに配付したりもしています。
漁業関係では豊漁が月齢周期と関係していることは常識になっています。
また、潮汐表は釣りをする人にとっても必需品です。
それは月の引力による干満周期や海生生物の満月時の生殖ピークなど、科学的に説明のつくところから受け入れられています。
それ以上のことになると、科学からオカルトの領域にされてしまいます。