一回散髪をしてもらったら、その髪はなるべくながく保ちたいものです。
フランスでは昔には、月が満ちていくときは髪や髭も伸びやすく、また欠けていくときはこれらも生えにくくなっていると信じられていました。
そこから当時の人たちは、散髪をしてもらうのに、月が欠けている期間を好んで選んでいたようです。
これは、代謝リズムでいえば、満月日から下弦日までの頃に相当します。
たしかに、満月の前には髭の伸びがはやくなっているような気がします。
そのことから、散髪してもらうのなら、髪が生えるのが遅くなる満月期を過ぎたころだと少しはながく保てそうです。
昔、ヨーロッパのある地方では、植物の木を切るのを月が欠けたころに行われたと前にも紹介しましたが、それも植物の代謝が緩む時期だからということでした。