大丈夫。それが不吉な未来の内容であっても、現在を変える努力をすることで、未来は変わるはずなのだ。
未来が変わらなければ、未来を知っても、あるいは努力をしてみても無意味ではないか。
たしかに、過去・現在・未来はつながっている。
だが、この一瞬一瞬の現時点からは枝分かれした、幾つもの未来(可能性の世界・パラレルワールド)が同時に広がっているのだ。
予知夢で見た「未来の情景」は、そうした可能性の世界の一つにすぎず、それは現在の行動を変えることで、確実に変えていくことができるのである。
ある想いをもち続けることも、未来(運命)を変えることにつながる。
それが悪い想念であるならば、自己をネガティブな世界へと現実化してしまうだろう。
想いのエネルギーに善悪の区別はないからだ。
今のこの瞬間から枝分かれする無数の可能性の世界のうち、どこに自己を見出すのか、それを決めるのは、常にあなただけなのだ。
願望成就の秘訣は、常に願望イメージを心に焼き付けておくことだ。
それは写真の現像・焼き付けと基本的には同じ作用である。
身の回りの空間は印画紙のようなもの、そして想念は露光された像のようなもの。
想念の集中と持続は、願望というネガから実像というポジをつくる過程にあたるのだ。
これが、私が自分の体験からつかんだ願望成就の極意である。