複雑な未来情報を「思念」として受け取ることは難しいにしても、未来に何かを体験することになる自分自身の「感情」なら、時間を越えて同じ自分が受け取ることもあるのではないだろうか。
そう、「感情」も一種のエネルギーなのである。
喜怒哀楽の感情とか何かに感動・感激し昂った気持ちが、過去の自分の無意識内にも飛び火し、そうした感情エネルギーに応じた情景(未来の情報)を、予め夢の中で垣間見たもの、それこそが予知夢ではないかということだ。
だから宝くじが大当たりをした際の喜びの感情や、あるいは生命が危機にさらされた際の恐怖の感情などは、インパクトも強いので、それだけ「感情波」が過去にも伝播しやすく、それが寝ているときの「予知夢」として記憶されるのだろう。
この仮説(予知夢・未来感情伝播説)によれば、感情的で情緒的な人、俗にいう感激屋さんほど、未来の自分自身からの感情を受信しやすい(現時点における最良の選択のヒントを夢から得やすい)ということが言えよう。
これは予知夢メカニズムにおける、これまでにはない第三の考え方である。
ともかく夢の中で重要なのは感情面なのだろう。それが悪い感情を伴う、
俗にいう悪夢であれば当分は用心しておくのがよい。
反対に宝くじに大当たりをして、とても喜んでいるような夢を見たならば、実際に宝くじを買うことをお勧めする。
大当たりは間近いかも?