ヨーロッパではポピュラーなラッキーアイテムのホースシュー(馬蹄)ですが、地方によって飾り方の方法が違っているようです。
基本となるのはU字型の両端を上に向ける方法で、この開いている部分から幸運が舞い込み、たくさん貯まるというもの。
この開いている部分が下を向くと幸運が溢れるそうですが、逆に開いている部分を下に向ける地方もあり、さらに上を向ければ幸運を招き、下を向ければ魔除けになる、という万能ラッキーアイテムの地方もあります。
また幸運が訪れるのは扉にかけた人ではなく、そのホースシューの持ち主であり、したがってホースシューを借りたり盗んだりしても本人にはまったく効果が表れない、というところがあれば子供が病気にならないように、と子供の枕元に置く風習まであり、ホースシューが多彩な運に対して効力を持っていることが伺われます。
日本で馬蹄がお守りとして流行らなかったのは、日本在来種の馬は外来種に比べて小柄だったので蹄にかかる圧力も弱く、蹄が元々固かった、という理由に因るものかもしれません。
また蹄を守るために藁で作った馬沓という馬蹄保護具があったことも蹄鉄を必要としなかった理由のひとつでしょう。
一時期、日本でもフロントグリルやバンパーにホースシューをつけることが流行りました。
その理由は「馬は人を踏まない」、つまり人を跳ねないというお呪いの一種。
さすがに今は見かけなくなりましたね。
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