ヨーロッパに行くとラッキーアイテムは動物が象徴になることが多く、その動物のキーホルダーや置物を置くことで動物の持つ幸運を呼び寄せる風習が残っています。
たとえばフクロウ。
古代ギリシャ神話のなかでは女神アテナの従者として扱われています。
オリュンポス12神の1柱であるアテナは知恵や芸術、工芸や戦略を司る女神であることからその従者であるフクロウは知恵の象徴とされており、受験生や頭脳労働者にフクロウ関連のグッズをプレゼントすると大変、喜ばれます。
日本の太宰府天満宮菅原道真みたいな存在ですね。
所変わればラッキーアイテムも変わるようで、日本ではフクロウを死の象徴、忌み嫌う存在とされ、フクロウを見ると不吉なことが起こると言われていましたが、最近ではフクロウが「不苦労」、「福郎」に通じるという、日本お得意の語呂合わせからラッキーアイテムになりつつあります。
また北方先住民族であるアイヌではシマフクロウをコタンコロカムイとして守護神、エゾフクロウは狩猟の神として崇めています。
フクロウは首が180度以上回転することから借金で首が回らなくなることはない、といった強引なこじつけを持ったフクロウの開運グッズもあるので、金運効果も期待できそうですね。