日本のお守りは開運というよりも厄災除けが本来の用途で、海外を見ると日本のお守り同様、ラッキーアイテムは厄から守る目的のものが多いようです。
たとえばドリームキャッチャー。
これ、日本でもかなり有名な存在になりました。
ネイティブ・アメリカンのオジブア族に伝わる装飾品で、小さな円形の枠に蜘蛛の巣状の粗い糸を張り巡らせ、その周囲や下に羽根を飾ったアイテムですね。
本来は子供を悪夢から守る魔除けでしたが、やがて悪夢は網目に引っかかって夜明けと共に去り、良い夢だけが枠の周囲にある羽根を伝わって眠っている人の元に入る、という力を持つようになりました。
あくまでも夢を変えるラッキーアイテムであり、開運グッズではないのでドリームキャッチャーに過度の期待は持たないように。
また夢を捕まえるアイテムなので枕元に飾るのが本道、車のバックミラーにぶら下げても車で寝起きしない限り効果はありません。
もっとも、アクセサリーとして見ればユニークな形をしているのでバックミラーにぶら下げるのもアリですが、あれが運転中、チラチラ動いていると運転の視界がかなり妨げられることになるので注意してくださいね。
ちなみに発祥とされているオブジア族のところに登録商標としての使用料はまったく入っていないようです。