さて、開運印鑑を調べれば調べるほど迷宮が深くなっていくので、簡単に説明しましょう。
印相学という開運印章独特の決まりがあり、それによると円形を8分割、頂点の成功運から時計回りに愛情運、社交運、蓄財運、住居運、家族運、希望運、才能運とあり、名前の画数と印章の接点を印相画数とし、たとえ名前が凶画であったとしても接点の数で吉とし、それぞれの運の部分を太くすることで運気を招く、というもの。
もちろん、こんな数値的な簡単なものではなく、中国古来の九星、五行、方位、さらに易学、気学、さらに姓名学、運命学、印相数霊学までを取り入れ、それらをきちんと学んだ印相の鑑定士が印章を決める、とあります。
なんだか、すごいことになってきました。
中国古来の五行説でさえ自然哲学の思想として理解するのが難しいうえ、他のすべての学問を統合させるなんて芸当を開運印鑑の製造者が行っているなんて誰が知っているでしょう。
五行説はともかく、運命学、印相数霊学などという学問が独立して存在していることも一般的には知られていませんし、印相の鑑定士はどういった機関が認定を行っているのかも不明です。
もちろん、開運印鑑の凄さはこれで留まりません。
もうちょっと開運印鑑の迷宮を進んでみましょう。