感情のコントロールは脳トレで調整が難しいけれど、情緒を高めることは可能です。
もっとも分かりやすいのは音楽や絵画を見ること、さらに楽器を演奏したり筆を持って描いたりすると脳トレの効果がとても高くなります。
たとえば音楽の場合、コンサートに行けば視覚的視野も刺激されますが、自宅でリラックスして聞く場合は聴覚視野しか刺激されません。
しかし音楽を聞けば自然とイメージが生まれ、想像するための神経経路の活発化につながります。
好きな種類の音楽を聞いて情景をできるだけ想像するだけで、脳トレになるのです。
絵画は逆ですね。
絵画からは音が聞こえませんが、絵画がイメージする音を自分で作り出すこともできますし、またフレームに収まっていない、その外界をイメージすることで音楽と同じく想像の神経経路を活発化、情報伝達効率を高めることができます。
楽器を演奏すること、筆を持つことは積み木と同じく論理的思考力に役立ちます。
音楽の曲には一定の法則があるのでそれを学ぶ必要がありますし、絵画で好きな色を出すためには色調を学ばなければなりません。
これらは簡単に覚えられるものではないので神経経路はなかなか活発化しませんが、学ぶことによって音を出せた時、好みの色が出せた時の喜びは十分、脳に対する報酬となります。
最初は音符なんて読めなくていいんです。
カルロス・サンタナなんて今でも譜面、読めないんですから。