脳を鍛えるためには特定の情報が通過する神経経路を活発化させなければなりません。
そのためには繰り返しや連呼が必要となりますが、これを継続させるには報酬が必要となります。
では脳トレで必要な報酬「楽しさ」を連結させてみましょう。
まずは思考力。
積み木なんていかがでしょう?
用意された情報は材料の形状と完成形のイメージです。
積み木を使ってイメージ通りの完成形になれば目標達成という楽しさが生まれます。
なぜ思考力に結びつくかというと、完成形に至るまでの過程を記憶しなければ再現性が失われるからですね。
たとえば家の完成形をイメージして偶然にまったくイメージ通りにできることは確率的にも極端に低いといえるでしょう。
家を作る時は土台から作り始め、屋根を支える強度を保つだけの柱を建て、居住する空間の快適性を保つ必要があります。
そのために積み木をどういった順序で組み立てていけばいいのか、思考錯誤することが積み木で家を作るという繰り返し作業になるので組み立てるという情報が通過する神経経路を活発化させるわけです。
つまり質や形という材料と完成形というイメージの代替行為を積み木で行っているので、理論的思考を行う際に、組み立てるための神経経路が応用できるのです。
積み木でちょっとした芸術を作る、なんて考えるだけでも楽しくなってきませんか?