厄年とは災厄が多く振りかかる、とされる年齢のことです。
詳しい説明は後述するとして、男性は42歳、女性は33歳が本厄といわれ、とくに大きな災厄が起こる可能性が高い、とされています。
では、この災厄を避けるためにはどうすればいいのか、というと、神社仏閣で厄除け、厄祓いをすると効果がある、というのがこれまでの日本の風習です。
たとえば神奈川県の寒川神社。
厄年とは、日本人が長い間かかって経験的に知った生活の知恵です。
厄年と呼ばれる時期には、精神的にも肉体的にも大きな転換期、人生の区切りがあり、この人生の節々を、健康に過ごすための、転ばぬ先の杖として、お祓いをし、災厄を除こうとするのが厄除けの御祈願です。
それから弘法大師が開山したといわれる成田山。
厄年といわれる人生の節目の時にこそ、自己を正しく省みて、どのような状況でもしっかりと向き合い、努力精進することが大切です。
そのためにお不動さまは、大いなる慈悲の心により、私たちのあらゆる災いを取り払い、身代わりとなって守ってくださいます。
概ね、他の神社仏閣でもこのような厄除け厄祓いを行なっています。
神社と仏閣、ご本尊は異なるもののどっちでも構わない、というのがいかにも日本的ですね。