前厄の年や厄年のとき、悪いことが起きたらどう思うでしょう?
『やっぱり悪い災厄が起きたな』
そう思ってしまうかもしれません。
災厄が始まった、と思えば、次は何が起きるのだろうと怯えてしまいます。
もっと悪いことが起きるのではないか、と身構えるでことしょう。
厄というのは、びくびくしている人の傍に寄ってきます。
注意は必要ですが、必要以上に怯えることはありません。
心構えをして、厄払いなどを行っておけば大丈夫です。
それでも悪いことが起きたら、それを厄落としだと思えばいいでしょう。
もう災厄はやってきたのだから、これ以上悪いことは起きない、と思うのです。
厄落としとはあらかじめ厄を起こして、厄の前払いをすることです。
それと同じです。
そう思えば気持ちが楽になるはず。
その災厄も、無駄なものではなかったと思えるでしょう。
誰かに騙されたとか、交通事故に遭ったとか、大事に至らなければ、厄落としになったと前向きにとらえられるはずです。
さすがに感謝まではできないかもしれませんが、その前向きな気持ちが、厄を除けてくれるのです。
全ての悪いことは厄落とし、そう思えられれば厄なんて来るはずがありません。